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ユーザー訪問:No.1 三幸機械株式会社

No.1 三幸機械株式会社

機械加工の現場から

インタビュー 1 オリジナリティーこそ三幸のセールスポイント
お答えいただいた方

代表取締役 石井 庸壬(いしい つねよし)氏
常務取締役 志村 匡巳(しむら まさみ)氏


石井いしい 庸壬つねよし


志村しむら 匡巳まさみ


創業当初は何をおやりになっていましたか。

石井社長

この辺りは農作地帯でもありますので、農業機械の部品加工とかをやっていました。

今日のようになられたのはいつ頃からでしょうか。

石井社長

機械加工部門を立ち上げたのは1975年で、現在の関越自動車道高崎I.C近くの大類町に本社(現、同社大類工場)を建設、そこに平面・内径研削盤やフライス盤などを設置しました。マシニングや大型台車式電気炉を導入したのはそれから5年ほど後のことで、この間に本格的な機械加工に取り組むようになりました。さらに、82年頃にはオークマさんの門型マシニングセンター導入がきっかけで、CNC制御による加工を行えるようになりました。当時、加工業界は繁忙期が続きましたので、87年には現在の綿貫工業団地に本社工場を新築移転し、オークマさんの5面加工機や門型・立型・横型の各マシニングセンターを導入しました。以来、大型機械加工としての知名度が高まり、受注に応える形で増設を重ねて現在に至っています。


オークマの門型マシニングセンター

最初は、いわゆる「脱サラ」でスタートされたわけですが、難しいことはありませんでしたか。

石井社長

工場でモノを造るということは全く経験はありませんでしたが、それまでの販売経験がありましたので、売るために造る、売れるためには何をすればよいかという点だけは分かるような気がしていました。それと、一緒になって会社を立ち上げてくれた技術畑のいい人材に恵まれたこともありますね。

工場を拝見させていただきましたが、大型機械加工など三幸機械さんには特徴ある設備が多くあるという感じがしました。その理由は何でしょうか。

志村常務

ワーク加工品の一般陸送としてはギリギリのサイズまで行える大型の門型5面加工機や門型マシニングセンターをはじめ、横型マシニングセンター、強力大型旋盤、CNC立旋盤、それに熱処理のための台車式電気炉や高周波焼入炉など、当社の規模からすれば確かに特徴ある設備が多くあります。設備計画は社長の判断に賄うところが大ですが、現在の受注背景には門型5面加工機に代表される大型加工設備の存在が大きく貢献しています。

石井社長

今日の加工業界に求められるものは、かつての単品大量加工ではなく、多様な加工技術をもって独自性あるモノを多種少量生産することです。だからこそ、ウチにできて他ではできないことが当社のセールスポイントになるんです。


5面加工マシニングセンター


横型マシニングセンター群

設備投資を決められるときは、この機械で何を造るのか、どのような仕事が発生するのかという裏付けがなければなりませんね。

石井社長

確かにその通りです。しかし、他との差別化や自社の持てる技術を的確にアプローチすることも重要で、そのためには、常に次は何が来るか、何が求められるかという時代のニーズをつかみ取ることも大切です。素早く先端技術や新素材の動向を見極め、それに応じた加工技術で応えることができれば、例え距離を隔てたところからでも仕事の引き合いはやってきます。

そういえば、種子島から打ち上げられるロケットの部品なんかも加工していらっしゃいますね。

志村常務

一部分ですが、それでもかなり大型でかつ精密さを望まれますから、どこでも簡単に造れるというものでないことは確かです。

精密と言われるとミクロンからサブミクロン単位の、ですか。

志村常務

まあ、そういったところで、形状や材質面での難しさもあります。ロケットは軽くて強くなければいけませんからね。

精密という点では半導体関係もおやりになっていますよね。

志村常務

半導体製造に必要な機械の部品ですが、極めて厳密な精度が要求されます。特に金属は温度で伸縮しますから、神経を使いますね。

石井社長

半導体製造に関してはメーカー各社が常にしのぎを削っていますから、それを造る最先端ともいえる半導体製造装置の部品加工という立場では、あらゆる意味での信頼、信用に応えられる技術と体制が必要です。

ところで、工場で加工されているものを拝見するとロケットや航空機部品、半導体製造装置などの大きなものから、電子顕微鏡部品などの小さなもの、あるいは印刷機械のローラーなど長くて丸いもの、材質に至っては鉄はもちろんのこと特殊合金からアルミなど実に多種多様といいますか、そのうえ多工程の一貫加工をおやりになられるということで、実に変化に富んでいますね。

石井社長

「金属加工のオールラウンドプレーヤー」というのがウチのメッセージですから。他ではちょっと躊躇うような高難度・高バランスの加工や短納期、それに皆さんがお休みのときなどでもお引き受けできる体制を整えていますから、結構重宝がられています。もっとも、作業の組み替えが頻繁になるため、工程管理の難しさが常に伴いますけどね。