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ユーザー訪問:No.11 株式会社ニシムラ

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ユーザー訪問

No.11 株式会社ニシムラ

機械加工の現場から

インタビュー
設備投資がもたらす新しい出会いと仕事

ところで、最新鋭の機械操作はどうやって習得されたのですか。

木下社長

ワイヤーカット導入時に、1週間くらい使い方の指導をしていただけたのですが、現場で仕事をしながらだと思うように覚えることができません。仕方がないのでさわりだけを聞いて、後は自分で実際に動かしてみて覚えました。ワイヤーカットを導入したおかげで、多くの仕事を受注できましたが、それだけではなく、高精度加工の技術を得るチャンスをつかむことができました。

チャンスは、どんな形で訪れましたか。

木下社長

ワイヤーカット加工の技術をもって、私は新たな顧客開拓に挑みました。いわゆる飛び込み営業です。製造でとにかく忙しかったのですが、少しでも暇を見つけては、あっちこっちと売り込みに行きました。そのうちの一件が、たまたま大豊工業さんでした。「試しにやらせてみるか」ということで、加工したモノをもっていきましたら、たちまち「うあっ、これは凄い!」という評価を受けて、大豊工業さんとの取引が始まったという次第です。

先行投資がここでも実りましたね。

木下社長

大豊工業さんは主にトヨタ自動車さんの精密金型部品をやっておられ、出入りさせていただくうちにデーター作成から加工までというように、段々とお引き受けする内容も多岐にわたるようになりました。オークマさんの加工機を導入したのもちょうどその頃からで、いまから27、8年前のことです。

オークマからは、どのような機械を入れられましたか。

木下社長

NC旋盤から始まり、次にマシニングセンタ、そしてNC放電加工機という順でした。この頃はNC化が急速に普及してきた時期と相まって、加工の精密化がどんどんと進んでいったと思います。

オークマの機械についてはどのような印象でした。

木下社長

実は、最初に導入したNC旋盤はY社のものでした。これが機電一体でなかったため、メンテナンスを受けるのに二つの会社にまたがって面倒でした。半日も機械を止めるとたいへんなことになりましたので、次は機電一体のオークマさんというようにして決まったわけです。担当の方がメンテナンスでも迅速に対応していただけたことで、後はオークマさん頼みです。

ところで、NCプログラムは、初期の頃から御自身でおやりになられていたのですか。

木下社長

まだCAD/CAMもない時代でしたから、オリベッティのスーパーコンピューターでプログラム言語を使って図形定義を行い、データー作成をやっていました。NC旋盤を導入したとき、ミニコンも買いましたので、「いったいニシムラはどういう会社だ?」と奇異の目を向けられました。

何でも御自分でおやりになられる。そしてたいへんな勉強家ですね。

木下社長

ワイヤーカッターを買ったときから、いまもっておつき合いをしている人がいます。その人は当時、何かあるとすぐに駆け付けて来てくれました。仕事終えた後でも名古屋の三菱加工技術センターから飛んで来てくれて、夜中の1時や2時まで付き合ってくれました。当時は、私も若かったですが、彼も若くて、互いによく気が合う関係でした。オークマさんにもそういう方がおられて、随分と無理をきいていただきました。こうした人たちと巡り合えたことが、私にとってラッキーだったと言えます。

オークマにはどんな無理難題を。

木下社長

私たちは、設備を待ってから受注対応していたのでは仕事が無くなってしまう。ビジネスチャンスが生じると直ぐにそれに対応します。そこで、必要となると直ぐにでも機械が欲しいということになります。担当の方に無理を言いまして、1週間位という極めて短い納期で旋盤やマシニングセンタを納入していただきました。おかげで大変に助かりました。

かつてNC機が普及しはじめた頃、それを積極的に導入された工場というのは、比較的若い経営者のところでした。逆に、社長が充分な現場経験を持つ方のところでは「職人の技」というような部分と駆け引きがあって、NC導入には抵抗があったようです。先代が経済系の商社畑で、現社長が工業系ということがかえってよかったのかも知れませんね。

木下社長

そうですね、金は親父が握っていましたが、非常に前進的な考えを持っていました。私自身も新しいものに取り組みたいという気持ちがあって、あれが欲しい、これが欲しいというように色々と注文しましたが、設備投資に対して親父は常に前向きで、殆ど反対しませんでした。

必要とした設備が必要としている仕事をもたらすというわけですね。

木下社長

ええ、私どもの会社はそういう志向です。どんどん前向きに投資をしていく、すると仕事はそれについてきます。こういう仕事があるから、そのための設備が欲しいというのではなく、こんな設備を導入しましたということがアプローチとなって、新しい仕事を引き出すのです。