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ユーザー訪問:No.14 プレシジョン・マシン・アンド・マニュファクチュアリング

No.14 プレシジョン・マシン・アンド・マニュファクチュアリング

海外ユーザ訪問

1.クライアントに喜ばれること

プレシジョン社のクライアントは複数の部門にまたがっています。主なクライアントには、ジョン・ディア・オッツムワ・ワークス社(John Deere Ottumwa Works)、サウアー・サンドストランド社(Sauer-Sundstrand Co.)、フィッシャー・コントロールズ社(Fisher Controls)、イートン社(Eaton Corp.)、デラヴァン社(Delavan Inc.)などがあります。また、同社は下請け製造に加えて、機械やコンポーネントの分解修理を行うほか、各種の加工技術や製品の独占権を所有しています。

プレシジョン社では80人を超える従業員が3交替シフトで週7日勤務にあたり、鋼、アルミニウム、鉄、インコネル、ハスタロイなど、ほとんどありとあらゆる材質を取り扱っています。公差は一貫して0.0002インチ、パーツの注文数は1個から10,000個まで受け付けています(1個だけの注文の場合は原型部門で作ります)。一般的なのは800個ぐらいの注文だそうです。

工場には50を超えるCNC機械が配置されています。複数のメーカーの品で、その中にOkumaもあります。

「我が社ではクライアントのために、とにかくいろいろとやっています」とレイモンド氏。「同じクライアントと20年も取引させていただいているのが、我が社の誇りなんです」

「毎年、新しいクライアント獲得を目標にして、実績も上げていますが、我が社が伸びてこられたのは現在いてくださるクライアントからのリピート発注のおかげなのです」とレイモンド氏は付け加えました。


2台の機械を備えた小区画で、LU-15型旋盤の設定をするショーン・オバーホキャンプ氏。もう1台はMX-45 VAE立型マシニングセンタ。この小区画で、バーストックからパッケージ状態まで、パーツの加工の全工程が完了されます。ロボットは各パーツをロード、点検、パッケージング後、手前にあるパーツキャッチャに入れます。

2.信頼の問題

プレシジョン社が伸びてこられたのもクライアントを信頼し、大切にしてきたからだ、というのがレイモンド氏の持論です。「我が社の業績を信頼していただいているのだと思います。うちの仕事にはムラがありません。しかも誠心誠意で仕事にあたっていることをクライアント側にもよくわかっていただいています。

やり直しなどなく、一回できちんと仕上げる、それが我が社の得ている信頼です。クライアントがそのまたクライアントの期待に応えられるように、必要なものをきちんと提供する、それが私たちの役割です」と、製造部門の調整役を勤めるブルース・エマース氏もレイモンド氏と同意見です。「常にクライアントを満足させる」、それがプレシジョン・チームの推進力になっているのです。けれどもクライアントが同業のライバルでもあるような状況の中で、クライアントの二―ズに応えるのは至難の技でもあります。

「ライバルと同じことを考えていてはダメです。クリエイティブな発想で、差別化を図らなくてはなりません。それも、のんびりとやるのではなく、本当に気合を入れて取り組まなくてはいけません」とレイモンド氏。プレシジョン社の経営陣は自社を「変革志向の組織」と見ています。ひとつの状況が長く続くことはめったにありません。「少しでも手を入れ、手直しして、改良する余地があるかどうか、うちでは常に気を配っています。私たちの仕事では1分1秒だって無駄にはできません。大変ですが、それこそ私たちのセールスポイントでもあるのです」レイモンド氏はそう話してくれました。

エマース氏も同様に、クライアントのニーズに応えるには柔軟性が大切だと、考えています。低価格、高品質という典型的な要求に加えて、プレシジョン社のクライアントが求めているのは「即」配達してくれる機敏な供給業者です。場合によっては、プレシジョン社は仕上がったパーツを直接クライアントの製造ラインに引き渡すこともあるそうです。「ジャストインタイムの引き渡しと同時にパーツの目録作成も要求されるので、その要求に応えています。自社事業のプランニングをしながら、同時にクライアントのニーズにも応えるだけの柔軟性は失わない、それが難しいところですね」とレイモンド氏は説明してくれました。