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ユーザー訪問:No.15 株式会社カイバラ

No.15 株式会社カイバラ

機械加工の現場から

[インタビュー](敬称略)
【世界戦略として中国に工場建設 】

初の海外生産拠点を計画中と聞きましたが・・・・

貝原

もうすぐ中国の蘇州(江蘇省南部の工業都市)に初の海外工場を立ち上げます。製品の納入先は、現地の国営企業や日系を含む外国企業で、欧米・日本市場への輸出も視野に入れています。成熟した国内市場でいま以上のシェアを狙うなら、熾烈な価格競争を覚悟しなければなりませんが、中国ならコストダウンを図りながら、さらに大きな市場への進出が図れる可能性があることから進出を決断しました。

実は、10年前にも中国工場の話が持ち上がったんですが、調査してみると、日本からは組立産業とか軽工業などが安い人件費を活用するため進出していましたが、我々の客先になるようなメーカーさんは進出に慎重でした。市場としては未成熟だったため「時期早尚」と判断したわけです。その後、中国の経済や産業は急速に拡大し、グローバル化の中での重要な生産拠点としての地位を確立するとともに、多数の自動車メーカーの進出などで、部品産業に対する要求精度も格段にレベルアップしました。まさにカイバラの材料技術や加工精度を必要とする環境が整ったわけです。

新工場は、どのような生産ラインになる予定ですか?

貝原

本社工場と同様の鋳造・加工の一貫体制の生産ラインで、MB−Vのような高精度のマシニングセンタも投入します。というのも、世界市場を相手に精密加工のニーズに応えていくには、熟練工でなくても、現地の従業員だけでも十分に安定した精度を出せる、使いやすい工作機械が不可決なんです。いま、その体制づくりのため、現地従業員の技能研修に力を入れているところです。

今後、新工場が軌道に乗れば、量産形の中小物部品は蘇州で、大物部品を含む一品生産は日本でという生産分業も考えられます。いずれにせよ、蘇州工場はカイバラがさらにグローバルに躍進するための戦略拠点として育成していかねばなりません。中国での技術レベルもこれから一段と高まっていくでしょうから、オークマさんの工作機械にもバリバリ働いてもらいますよ。