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ユーザー訪問:No.19 アイザワマシニング株式会社

No.19 アイザワマシニング株式会社

機械加工の現場から

地域と結びついて
【人に対する考え】

しかし、導入してもすぐには問題解消には至らなかった。今度はオペレーターに苦慮することとなったのだ。そして、またしても、この困難を乗り越える出会いが相澤氏に訪れた。

若い社員2名をオークマのオペレータープログラムの研修に出席させるが、その中のひとりの社員、中学を卒業したばかりのまだ少年といってもいいほどの若い社員が、素晴らしい能力の持ち主だったという。
「目から鼻に抜けるとはこのことで、一度聞いただけで、何もかも憶えるような男でした」と目を細めながら相澤氏は述懐する。

講義を受ける身でありながら、他の生徒に講義するようになり、また、彼の難しい質問に、答える側もタジタジとなってしまう程だったというから面白い。

「彼がいたおかげですね。ほとんどマシングセンタは彼に任せていました。帰宅した後も、トラブルがあると電話で呼び出したりしてね。でも、嫌がりもせず本当によく応えてくれました。今でも、うちの設備の中には、彼が書いたプログラムで動いてるものもありますよ(笑)」。

残念ながらその方は、現在アイザワマシニングにお勤めにはなっていない。二十歳になる頃に、自分の好きな道を求めて辞めてしまったそうだ。会社にとって大きな損失になることであったと思われるが、相澤氏は無理強いをしてまでも引き止めることはなかったようだ。相澤氏の言葉として聞くことはなかったが想像すれば、人に対する考え方、個人に対する尊重が、相澤氏には頑としてあるように思われる。事業を拡大するとき、自分にできないことを、積極的に人を雇って任せるという方法でやり抜いてきた相澤氏のなかで生まれてきた哲学ともいえることかもしれない現在でも、この方とは交流があるとのことで、うれしそうに話す相澤氏の笑顔が印象的である。


笑顔が印象的な相澤会長

門型マシニング設備の投資効果は、絶大なものであったという。設備があるということで新規の企業からもプレート架台の製作依頼が増大し難局を乗り切っていった。そして、何より社員がそれまでより生き生きとなり、ひとりふたりと若い人を雇い入れることができるようになったと話す。

こうして設備が産み出した効果を目の当たりにし、その後も徐々に大型マシニングの設備を計画していくのだった。