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ユーザー訪問:No.2 株式会社いしやま

No.2 株式会社いしやま

機械加工の現場から

2.液晶製造を下から支える平面技術

石山寛幸社長(実際の製作者はご子息の石山聡一郎氏)が「浮かし彫り」という、 いかにも工芸品を思わせるサンプル製作に至った経緯には、軽薄短小時代の覇者ともいえる液晶の製造装置があった。

液晶ガラスの最大加工サイズは、一般的に1500×1200mm位までと言われている。 根拠は、それ以上の大きさとなると薄いガラス素材自体の安定性に疑問が生じるからである。

加工段階において出来る限り広い有効面積を確保でき、それでいて軽く薄いことを是とする液晶分野においては、 極めて繊細な素材を扱いながらも、生産コストとクオリティーの均一性をもって仕上げる高度な技術が望まれる。つまり、薄いガラスは簡単に割れてしまう。 先進性プラス合理性を求めたより大きなサイズでの安定した加工技術にメーカー各社が凌ぎを削っているのが現状である。

この際、歩止まり率を低く抑える点で重要な鍵となるのが、膜剤塗布・焼付、乾燥、冷却、 切断といった液晶製造工程における搬送プロセスにおいて、薄いガラスを支え続けるミクロン単位の平面性である。

架台に凹凸やゆがみ、特定の方向性(傾斜)などがあると、製造過程の液晶品質に大きなばらつきが生じかねない。むろん、 僅かミクロン単位の誤差での話だが、それでも製品出荷というゲートを潜ることはできないという。つまり、液晶製造には、完璧に近いフルフラット状態が望まれるのである。