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ユーザー訪問:No.2 株式会社いしやま

No.2 株式会社いしやま

機械加工の現場から

4.高精度平面加工の源を遡れば

ユーザーとメーカーとの密接な関係は、単なる顧客サービスの域を超えていた。 こうした関係の発端は、手狭となった工業団地から現在地への工場移転建設と、そこでの新たな工作機械の設置を計画していた頃にまで遡ることになる。

当時、石山社長の念願だった設備投資は、時流に抗せず一時延期を余儀なくされた。 その時、石山社長の胸中には複雑な思いが去来した。なぜなら、すでに新工場で主力となる工作機械の発注を済ませていたからである。

石山氏による独創的な発案とその後の試行錯誤の繰り返しを見る限り、コラボレーションを掲げるのは甚だおこがましいかもしれないが、 ユーザーニーズに応えるまでの長い道のりには、「モノ造り」という技術者なら誰もが抱く共通のチャレンジ精神があった。


3μm段差の「浮かし彫り」製作者の石山聡一郎氏は、客先からEメールに添付されてくるCADデーターを加工プログラムとしてOSPへアップするなど、 得意とするデーター処理から、マシニンクセンタによるオペレーティングまでの一切の工場労務に携わっている。これも少数精鋭を旨とする町工場の常である。


それにしても、「株式会社いしやま」の後継者として、工場の明日を担う立場にある聡一郎氏の名刺には、 ただ工機課とのみあるだけで、なんの肩書きもない。

それについて、父上である石山社長は、肩書きに見合った仕事が出来るようになるまで、責任が取れるようになるまでは役をつけないと言う。 その一徹振りにも驚かされる。しかし、工作機械を女性にたとえるほどに惚れ込み、それによるモノ造りを「麻薬のようなものだから」と言ってのける生粋の技術者であり、 工場経営者としての確たる話しぶりの裏には、頼りになる社長像に父親の姿がオーバーラップする。