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ユーザー訪問:No.20 株式会社シティプラスチック

No.20 株式会社シティプラスチック

機械加工の現場から

「差別化」という投資スタイル

高精度とスピードを誇る金属加工において欠かせない工作機械は、プラスチック加工に応用して何ら不足はない。硬いものを削れて軟らかいものが削れない筈がないからである。

それなのに、他が追随しなかったのは何故か、激しい競争社会において模倣される、あるいは追い付かれる、追い越されるということへの危惧はなかったのだろうか。それとも、工作機械を用いることに対しての技術面での難しさがあったのだろうか。

その点について、「加工材料の種類による『刃物の選択』や『回転と送り』という技術面での工夫はあります」と、荒木社長の実弟にあたる荒木久隆工場長は説明された。

確かに、異質の材料を加工することのノウハウはあるに違いない。しかし、それだけが差別化の決定打とは思えない。

「工作機械によるプラスチック加工は、それ自体にも希少性はありますが、それにもましてこの業界で高価な加工機械を備えることは難しいのです」

荒木社長にそう言われてみて、プラスチック加工という業界を思い起こしてみると、大量消費大量生産時代に見られたメーカー系列の工程を除けば、小規模な加工場で数台の成形機が稼動する程度の工場が殆どである。

木工用機材はいままで形成後の補助的な加工に用いていたため、金属加工用につくられた最新鋭のNC旋盤やマシニングセンタを導入してみようとする決断には至らなかった筈である。何故なら、そうした工場では身の丈を超えた設備投資はとても大きなリスクだからである。

しかし、「だからこそ他に出来ないものがあった」それが荒木社長の回答である。


高精度の工作機械を使いプラスチックを加工