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ユーザー訪問:No.6 株式会社 松本精機

No.6 株式会社 松本精機

機械加工の現場から

2.「会社資料から見る株式会社 松本精機のプロフィール」

株式会社 松本精機は、1953(昭和28年)年4月に、先代の鈴木敏郎現同社会長によって、板橋区坂下に松本製作所として創立された。当時の仕事は、「トーハツ(東京発動機)」から受注した消防ポンプ関連の部品加工が中心であった。

その後、1961(昭和36年)年4月に、有限会社松本精機となり、同時に工場を拡張。さらに、同年7月には、機械設備を拡充して、組立部門も併設している。

それから30年近くの年月を経て、1990(平成2年)年3月に、栃木県芳賀郡二宮の地に第二工場を新設。翌1991(平成3年)年5月には有限会社から株式会社へと組織を改変している。

そして、いまからちょうど5年前の1997(平成9年)年4月、創業者である鈴木敏郎氏が会長に就任し、鈴木敏文氏が二代目の社長として就任した。

現在、松本精機は資本金2,000万円、東京板場と栃木二宮の二ヶ所の生産拠点に、NC旋盤、マシニングセンタなどの主力工作機械と各種加工設備や測定器を備えて機械加工及び組立を行っている。

松本精機が得意とする技術は、創業時から積み上げてきたポンプに関連する部品加工が第一にあげられる。油圧バルブ、特にスリーブ、ハウジングなどの量産加工技術に至っては、高度な技術を蓄積してきたことによる安定した製品提供を誇っている。また、松本精機で独自に設計製作した減圧切り換えバルブは、建設機器に取り付けられて国内各地で活躍している。

因みに現在、同社の製造加工品は、油圧バルブ・真空ポンプ、消防ポンプ部品、船外機エンジン部品、建設機械部品・給排水部品、半導体製造装置部品など、ポンプ系部品を中心として多彩な加工部品レパートリーがあげられる。

鈴木社長は、松本精機の二つの生産拠点における特徴づけとして、東京板橋の本社工場では、その立地条件を活かして、産業技術研究所や大学など最寄りの研究機関とのネットワークにより直接間接的に最新技術についてのサポートが受けられるとともに、チタンなどの特殊な材料を容易に入手できる点、焼き入れやメッキなど製造プロセスに必要な関連工場が近くに揃っているなど、いつでも顧客の多様な要望にきめ細やかに応えられ、たとえ試作部品の注文でも図面から製造加工まで確実な精度のものを短時間で納められるとし、本社工場は『良い仕事をするプロの工房「お客様のコンビニエンス・ファクトリー」として位置づける』とし、一方の栃木二宮工場の方は、『包容力ある環境を背景にして、高精度加工のできる量産工場として位置づけ、同社の油圧部品加工製造部門の中心工場としてフル稼働している』と説明する。

こうして見るだけでも松本精機は、町工場であることの利点を最大限に活かしながらも、町工場の従来概念を超えたところに視野を据えていることが読みとれるようだ。