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ユーザー訪問:No.6 株式会社 松本精機

No.6 株式会社 松本精機

機械加工の現場から

4.「熟練技術者の技を支える加工機械」

熟練技術者の微妙な技によってのみ成される究極の加工技術は、誰にでも容易にできるものでないことは確かだが、そのベースにある工作機械の存在も重要である。つまり、優れた技は、優れた機械をベースとしてのみ十二分に発揮されるはずだからである。

鈴木社長は、『工作機械としての基本機能や制御システム、機内センサーの動作方法、計測プログラムの工夫なども含めて、機械づくりに対して、真面目に取り組んでくれている』と、自社工場で稼働させているNC旋盤やマシニングセンタの製造元メーカーであるオークマに対して評価が高い。そして、『NC旋盤もマシニングセンタも単なる機械として導入しているのではなく、それに関連してのシステムとして見ている』と、鈴木社長は付け足す。

ここでいうシステムとは、切削時などの自動化システムという意味合いとは多分に異なる。もっと広い意味での生産管理や工程管理の仕組み、加工現場での加工データー管理の仕方などソフト的ノウハウまでを包括する内容を示しているようだ。

さらに、『町工場とは異なる視点での管理手法を教えてもらう』ことにも多くのメリットがあるようで、そうした管理の仕方を行っているメーカー、そうしたニーズに応えてくれる工作機械メーカーが必要なのだそうだ。

例えば、「新たな加工方法についてのマクロはこれでよいのか」といったことにも、まず最初に機械メーカーに対して相談する。実際に、松本精機がヘリカル加工において、自作マクロでのリスタート時における問題についての解決策を求められたのに対して、オークマのNCセンターから得られたアドバイスが極めて有効であったことなどの例があがった。

また、かつて松本精機本社工場において、オークマの対話型自動プログラミング装置「TM-APT」を導入されたとき、プログラムシステムと工作機械とのケーブル接続、NCプログラムの転送、稼働調整などで、工場の技術者たちと共にオークマの担当者が現場で数日間にわたり徹夜作業を行ったことがあり、オークマとしては当然のことをしたまでであったが、松本精機側では大いに感銘を得たという。

工場の現場現場で、その都度異なる対応や工夫に対しての真摯な姿勢が機械メーカーとしての評価につながっているようである。

このことは、機械の納入先、つまりユーザに対するメンテナンスサービスなどでもいえることのようだ。

『オークマからサービスマンが来られたときは、まるで収穫祭ですよ。当該する箇所のメンテナンスや修理だけでなく、サービスマンの一挙手一投足が、われわれ町工場にとっては機械についての生きた知識と経験の糧になるんです』

機械の事前診断の方法であったり、修理工具の模倣であったり、検査治具を社内に常駐化させるきっかけであったりなどの成果に結びつくのだという。特に、機械のメンテナンスや修理方法の会得に至っては、『町工場にとって死活問題でもあるダウンタイムの減少につながるとともに、オペレーターが自ら機械を保守する習慣を持つうえでのきっかけとなる』ようである。

『機械メーカーのサービスマンは、単なる「直し屋」ではない、現場で加工機械をより有用に活用するうえで多種多様な情報を提供する。そうしたサービスマンのいるメーカーがオークマ』と鈴木社長はいう。

『私たち町工場は、加工技術のオペレーターであり、プログラマーであり、そしてエンジニアでもあります。また、そこでの工場主は、最高意思の決定者でもあるわけですから、絶対に失敗は許されないのです。失敗しないためには、常に全ての過程において余裕が必要ですから、機能は150%にしていなければなりません』

鈴木社長の言葉から伝わってくるのは、現在の町工場においてのみ可能な技術を支えるものは何か、それにつながるものへのポジティブなこだわりである。

『良い工作機械をつくって欲しい。町工場の気持ちが伝わり、大切につくった機械が欲しい。そんなメーカーとして選んだのがオークマです』