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ユーザー訪問:No.7 イタテック

No.7 イタテック

機械加工の現場から

3.「モノづくり」は「人づくり」から
「子ども達の好奇心は旺盛」

「イタテック」の取り組みの一つに、地域に根ざした活動がある。

「モノづくり」へのふれあい機会を通して、地域の子ども達を含む多くの住人にその楽しさやモノづくりへの視点を養うという趣旨に基づいた展開である。

取り組みの一例を紹介すると、昨年、東板橋体育館で開催された「板橋区産業見本市」でのユニークな活動があげられる。

これは、年々、出展参加の企業が減りつつある産業展にあって、起死回生の思いを込め、イタテックの存在をアピールすることが狙いであった。

振動ペンによる金属プレートへの「文字書き」や、金属に火花を発生させることでその金属の種類を当てる「火花試験」などを設定、その結果、多くの来場者から「楽しかった、面白かった」の好評を得られた。

なかでも「火花試験」は、子ども達に参加してもらい、見事な結果を出した子には認定証とイタテック特製のベーゴマをプレゼントするという趣向で、多くの子ども達から高い関心が寄せられた。学校での実験学習や試験とはひと味違ったチャレンジに、子ども達の真剣な眼差しや会場内が大いに沸き立つ様子が想像される。


板橋産業展「火花試験認定書」授与

「開かれた活動が新たな可能性を生む」

一方、こうした集客機会を発表等の場として活用する形で、モノづくり気運の醸成を図ることを目的に、「モノづくりコンテスト」と題した取り組みも行われた。狙いは、イタテックの活動の認知を図るとともに、地域の産業活性化や各組織間の交流を促すことである。もちろん、これもイタテックが発案、提案した産業展の目玉となる一石二鳥の企画である。

テーマ選びでは、環境問題やゴミ処理、福祉といった時事性、話題性ある内容から選択し、身近で楽しいモノづくりへの参加気運を呼びかけるとともに、そのためのアイデア等の募集を行う。アイデアを形として具現化するのが、イタテックに参加の町工場による技の見せ所である。

初回の応募に対して、40件ほどのアイデアが寄せられ、応募者全員が表彰式の会場に詰めかける賑わいとなった。

今年もこの企画は継続し、さらに発展した形で進められるよう計画されており、募集したアイデアの中から可能性あるものをイタテックで製品化し、発案者に形有るモノとして還元することを検討しているという。目指すは「板橋ブランド」である。

また、アイデア提供に対しても、幅広く参加者を求めたいとしている。例えば、工学系の学生による専門的なものから、文化系や法学系の参加でもいとわない。特に、法学系などでは、製品化したときのパテントの問題などで知恵を借りたいとしている。もちろん、アイデアの提供には職業や年令、性別は一切問わないし、製品作りでの加工参加も可能であるとして小学校から大学、職業訓練校、社会人までを含む多方面にアプローチしていきたいそうだ。


産業展応募作品ペットボトル利用「動くワニ」