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ADMAC-Parts:新機能紹介

ADMAC-Parts V2.24  2021年3月リリース 新機能紹介

1.Turning

1)加工機能

①M同期タップのD指令出力

同期タップサイクル(G178/G179)にD指令を出力可能になりました。
これにより、工具折損や切粉のからみなどのために自動運転の途中で加工を中断した場合において、運転を再開した後のMタップ(同期タップ)加工を継続して行うことが可能となります。

D指令は、タッピング開始位置です。
本機能有効のときは、以下のようにNCプログラムに「D0」と出力されます。

   D指令出力しない(本機能が無効)場合:
      G178 X50 Z90 C45 K0 F1.5

   D指令出力する(本機能が有効)場合:
      G178 X50 Z90 C45 K0 F1.5 D0



②Y軸側面穴のC軸(回転)を用いた繰り返し加工

Y軸側面穴加工(※)で、C軸(回転)を用いた繰り返し加工が可能になりました。

従来は、Y軸側面の一つ一つに対する加工単位編集の設定が必要でしたが、「繰り返し回数」と「角度ピッチ」の設定により、容易にC軸(回転)を用いた繰り返し加工定義が行えます。


Y軸側面穴加工

Y軸側面穴加工(C軸(回転)を用いた繰り返し加工)

本機能は「Y軸」仕様が有効になっているCAD入力機能(Turning)で利用できます。
また本機能は「任意穴」が対象となります。
「等間穴」はC軸(回転)を用いた繰り返し設定は行えません。


2.Milling

1)加工機能

① アプローチ逃げ干渉の自動回避

輪郭加工/ポケット加工/縁取り加工/サイドカッタ加工/線状面取り加工(※)の自動決定、および加工単位編集のアプローチ逃げの干渉チェックにおいて、干渉を検知したら干渉しない位置へアプローチ逃げの位置を自動的に変更して干渉を回避します。


ポケット加工(島形状あり)の例

形状が閉じていない加工形状、および溝加工、2.5次元加工では自動干渉回避を行いません。
本機能を有効にするためはオプション画面の設定が必要です。



2) NCプログラム出力機能

① NCプログラムのシーケンス番号の出力位置の指定

NCプログラムにおけるシーケンス番号の出力位置を、以下の3通りの設定ができるようになりました。
(A)すべての行
(B)加工単位の冒頭
(C)指定した位置

「(A)すべての行」のNCプログラム例

「(B)加工単位の冒頭」のNCプログラム例

「(C)指定した位置」のNCプログラム例
  シーケンス設定で、工具T番号の前に出力するように設定した例。

ADMAC-Parts eサポート契約のサービス特典

ADMAC-Parts eサポート契約をされているお客様には、ADMAC-Partsに対する年1回のバージョンアップを提供させていただいております。
サポートを再開される場合には、最寄りの支店・営業所、あるいは下記までご連絡をお願いします。

オークマ株式会社 メリットドットコムセンター
電話番号 : 0587-95-0905
E-mail :admac @ okuma.co.jp
※ @は半角に置き換え、前後のスペースを削除して下さい。